障害受容

こんにちは!
ピアサポーターのはやしだです。
すっかり秋になって寒くなってきましたね。

今回は、ある言葉をご紹介します。
『障害受容』という言葉
聞いたことはありますか?

平たく言うと『障害』を『受け入れる』…
正直、すごく難しくて重い響きだなと私は思っていました。

障害に負けないように、
障害があってもそれを乗り越えて
明るく強く生きていくこと
それが『障害受容』だと思っていたからです。
もうずっと前ですが
そのことがプレッシャーにすら
感じていた時期があります。

でも、ある時から
それは違うと気づきました。

それは
私がどう頑張っても障害は乗り越えられないし
障害に勝つことなんて一生できない
障害があるからっていつでも頑張れない
そう自分を認めた時でした。

今では随分、葛藤することも減り
自分の中でうまく折り合いをつけることがほとんどですが
それでも時々、今でも
障害がある自分に対して
なんで私がこんな思いをしなければならないのか
と真剣に思うこともあります。

でも
それでも良いのだと思うようになりました。

悩み、不安、恐怖
ただでさえみんなが抱えているものなのに
障害があれば、それらが人よりも大きくなりやすいことは当たり前のことだと思います。
別に悩みがあっても良いし
悲しくても良いし
それをどうにかしようと
無理に頑張らなくても良い。
時間が解決してくれることは確かにあって
焦らなくても、どんなに嫌になっても
結局また歩いてる
それに気づいた時、
私は本当の意味で障害受容ができた気がしました。


障害を持ったり、障害のある子を育てていて
不安や恐怖があると
自分を責めてしまったり
楽しむことに罪悪感を抱いてしまうこともあるかと思います。
自分を責めることは
自分の心を自分で傷つけることと同じ。
だから、すごく辛いことですよね。
もしかしたら、他人に傷つけられるよりも
辛いことかもしれません。
でも本当は、
障害は誰のせいでもないんです。
  
幸せになる権利は
大人も子どもも、親も子も
みんなが平等に持っていると私は思います。

見えない未来に不安や孤独を感じるのは
当たり前のことで
無理に障害を明るく受けとめようと頑張らなくても
そういう方はもう既に頑張っているのだと思います。

一人では頑張れなくても
時間が癒してくれることも、
周りの人に助けられることも、
たくさんあります。
 
上がったり下がったり、そんな経験を通して
私達は少しずつ、でも確実に
前に進んでいけるのだと思います。
そして、そういう周りのあたたかさに人一倍触れられるのは
私達の特権なのかもしれませんˆ ˆ 

少なくとも、このページを読んでくださっている方は
その時点でもう一人ではありません(笑)
だから、きっと大丈夫。



今回は少しまじめなお話をさせて頂きましたが…
どんなにネガティブな気持ちでも
何か吐き出したくなったら
いつでもひまわりにご連絡下さいね!

ピアサポーター
はやしだ みく

かるがもCPキッズ ピアサポートプログラム ひまわり

NPO法人かるがもCPキッズの活動のひとつ、ピアサポートプログラムの公式サイトです。 Peer support Program for families and individuals with special needs We are available in English. Feel free to contact us!

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