地域小への就学 体験談

みなさま、こんにちは。
ピアサポーターのせきです。
そらくぼさんに引き続き、我が家の就学についても書いてみようかなと思います。








我が家には1歳7ヶ月差の年子の姉妹がおります。長女がPVLによる脳性麻痺です。
現在 姉妹は
地域の小学校の一年生と二年生になりました。









うちの場合は
同性のきょうだい
年が近い
こともあって、幼稚園や小学校は極力、姉妹を同じ環境で育てたいと思いました。


そんな希望から
早い時期から地域の小学校に行かせよう!
と決め、市の総合教育センターに電話をし、
どのような手順で学校に連絡したらいいのかを聞きました。







自治体によって多少の違いはあると思いますが、大体どこも療育センターに通っていたりすると年長の5.6月くらいに説明会があり、夏くらいから総合教育センターにて学校をどうするかの相談がはじまっていくと思います。

その前に動いてもいいものかを確認したくて連絡しました。








地域の小学校を希望しているならば
肢体不自由のお子さんは
学校施設の改修を考えてくれたり、入学に向けた準備もあるかもしれないので、早くから学校と連絡を取ることはいいことだと
思います。
直接、学校に連絡して下さい。と言われ、
我が家は年中のころから学校見学に行き始めました。






当時住んでいた学区の小学校は
校長先生はとても感じ良く話を聞いてくださいましたが、坂の途中にある小学校のためハード面でかなりの壁がありました。


数段の階段が校内あちこちにあったり、
体育館にいくにも
校庭に出るにも
誰かに車椅子を抱えてもらわなければ
移動できない…
エレベーター工事も施設的に難しいとのことだったので、これでは車椅子を自走できたとしても6年間を過ごすにはちょっと過ごしにくいのかなと早々と越境を考え、考えられる近場の学校に電話をかけて見学に行きました。





学校施設については
中々すぐに変えられないので
やはり早めに見ておくといいと思います。








最初に学校に見学にいくときは
私1人でいくことが多かったので、イメージをしてもらえるように長女の色々な写真を持参しました。

また、
長女のことばかりではなく、次女のことも考えながら2人が楽しく通えるかどうかをイメージし見学したのを覚えています。







そんな中で
越境をして通うには 登下校や友達関係
先々、次女に我慢をさせてしまうことも出て来てしまうかもしれない

最終的には
行かせたいと思う小学校の学区に転居をすることにしました。








早くから動き出したことで、時間的にも余裕があり、また見学をしながらイメージを固めることができたので年中さんくらいから
少しづつ小学校のことを考えていくといいのかな~と経験してみて感じています。

気になった学校には何度も足を運び
父親や本人も連れていき
授業を見学させてもらったりもしました。










学校見学時に
意識して見聞きしたことは

学校の施設や雰囲気
我が家は車椅子利用なのでトイレはどうか
先生方の様子
支援学級の雰囲気
普通学級の雰囲気
支援学級と普通学級の物理的な距離や
交流の頻度
普通学級在籍の場合、支援補助員に入ってもらえるのか
などを確認するようにしました。










どんな学校にも
メリットとデメリットは必ずあると思います。

全てがパーフェクトだと思っていても
何かしら こうだったら良かった と思うことも出てくるものだとも思います。
特に地域の小学校は先生が変われば
やりかたも変わってしまったり
支援学校のような手厚いフォローはありません。
そんなこともあるだろう
と心の片隅に置いておき、
でも、また何か問題が出てきたときに
そのときに考えていけばいいよね。

とちょっとだけゆったりとした気持ちもどこかに持っておくと いいかもしれません。





今、就学をどうしようかと
考えている方々の何かの参考になれたらと
書いてみましたが、
ひとつの家族の一例として読んでいただけると幸いです。



応援しています。

かるがもCPキッズ ピアサポートプログラム ひまわり

NPO法人かるがもCPキッズの活動のひとつ、ピアサポートプログラムの公式サイトです。 Peer support Program for families and individuals with special needs We are available in English. Feel free to contact us!

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